スピンオフ作品「ベター・コール・ソウル」の魅力とは
「ブレイキング・バッド」。
ご存じだろうか。
高校の化学教師が、闘病を余儀なくされる事態となり、
お金のために、悪事に手を染めてしまう話。
ただの犯罪ドラマではなく、色々な視点から観ることができる
海外テレビドラマ。
悪事は悪事に変わりないので、
やはり結末は明るいものにはならないのだが…。
色々と考えさせられることが多い、深いドラマだと思う。
前回も述べたように、本編が傑作だと、
スピンオフ作品も良い作品となる。
このスピンオフ作品は、「ベター・コール・ソウル」という、
ソウル・グッドマンという弁護士を主役とした物語。
弁護士の視点、色々な社会情勢の視点、人間関係の視点、
こちらも実におもしろい作品である。
人は、なぜ悪事とわかりながらもそれに携わってしまうことがあるのか。
一筋縄ではいかない、人々の色々と交錯した、
人間関係、過去、環境、混ざり混ざってしまった、
結果、であるのだろう。
もし、あの時こうしていたら、などタラレバ話を幾度となく彷彿
させる、そんな作品だと思う。
そして、タラレバ話は、だれにでもある。
そのタラレバ話の規模が大きくなればなるほど、人々を引き込む
のである。